「うつ病」と「新型うつ」の違いとは

「うつ病」と「新型うつ」の違いとは

Thumb?1414295452 muah♪さん

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現代病とも言われる「うつ病」には、似ているようで全く異なる「新型うつ」という病気があります。増えつつあると言われる「新型うつ」とはどういった病気なのでしょうか。

  • 「新型うつ」の特徴とは

  • 「新型うつ」の特徴とは
  • 「新型うつ」とは、「非定型うつ病」とも呼ばれる精神疾患で、特に若い女性に多く発症する傾向があります。

    「新型うつ」は、趣味など好きな事をしている時は積極的で、問題なく平常通りでも、仕事や嫌な事をしているときにやる気を失って、抑うつ症状が強く現れます。自分にとって都合が悪い時に抑うつ症状が現れてしまうので、周囲の人からは、わがままな気分屋に見えてしまい、サボっているとすら思われてしまう事がありますが、本人にとっては、決してサボっているわけではなく、病気の症状のひとつで、体が鉛のように重く、全く動き出せなくなってしまったり、布団から起き上がれなくなってしまう事もあります。
  • 主な「新型うつ」の特徴には、このような症状があります。

    ・強迫観念や不安感に強く、ネガティブでマイナス思考になる
    ・神経が繊細で、他人と比較して劣等感や優越感を持ちやすい
    ・ストレス耐性が低く、些細な事に悩みやこむ
    ・集中力が散漫になり、怒りっぽくなってキレる
    ・神経質で、他人のなにげない言葉に傷つきやすい
    ・他人の目を気にして、良い子を演じてしまい、自己主張ができない
    ・特に甘い物を欲して、過食や体重増加することが多い
    ・性欲が旺盛になったり、色々な物に依存しやすくなる
    ・過労感が強く、過眠になりやすい
    ・夕方から夜にかけて体調を崩す事が多く、感情がコントロール不能になる


    気分の波が激しく、自分でコントロールできないため、周囲に助けや理解を求めますが、「新型うつ」の病気の性質上、周囲もなかなか本当の理解はできないため、本人は精神的苦痛を抱えて、日常生活を気分の波に振り回されるような状況になってしまいます。
  • 「うつ病」の特徴とは

  • 「うつ病」の特徴とは
  • 従来の「うつ病」とは、「定型うつ病」、「メランコリー型うつ病」とも呼ばれる、最も有名な精神疾患のひとつで、女性や若年者、中高年者にも多く発症します。

    従来の「うつ病」は、基本的に抑うつ状態が続き、好きな事も嫌いな事も関係なく、何に対しても意欲がわかず、気分が深く沈み込んでいきます。ひどい倦怠感で、体は鉛のように重く、起き上がる事もできなければ何もできない状態に陥ります。
  • 主な従来の「うつ病」の特徴には、このような症状があります。

    ・几帳面で責任感が強く、律儀でまじめな性格
    ・自己犠牲的な面があり、自分が苦しくても周囲を思いやる
    ・控えめで自分の発言には慎重になり、「できない」と言えず、断れない
    ・自責の念や罪悪感を強く持つ
    ・物事に一切の興味関心が持てず、やる気が起きない
    ・集中力が低下し、ぼーっとして、身だしなみにも全く気を使わなくなる
    ・常に落ち込んで、一日中、憂鬱な気分になり、低迷した状態が長く続く
    ・食欲や性欲の減退や、不眠症によって体重が減少する
    ・心身ともに疲れ果てて、強い倦怠感が取れない
    ・早朝から午前中にかけて体調を崩し、夕方頃から少しマシになる


    従来の「うつ病」では、頑張り過ぎてしまう本人は、ストレスが限界地点を越えて倒れるまで、「大丈夫」と言い続ける傾向がありますが、精神的にも肉体的にも、疲弊して、やつれたり痩せてしまったりする為、周囲から見て、異変に気付きやすくもあるので、休息を促す事もできます。
  • 「うつ病」と「新型うつ」の違い

  • 「うつ病」と「新型うつ」の違い
  • 従来の「うつ病」と「新型うつ」は、名前こそ似ているものの、全く違う病気です。
    「うつ病」は症状が悪化すると、何事にも興味や意欲をなくして深い抑うつ状態に陥ってしまいますが、一方、「新型うつ」は、好きな事には楽しいと感じて取り組み、嫌いな事にはやる気をなくして抑うつ状態が出てきます。これが最も特徴的な違いです。


    抑うつ状態の他に現れる気分・感情の変化も違います。
    「うつ病」は、常に落ち込んで、自分を責めて、やる気や興味も消え失せ、身なりにも気を使わなくなります。一方、「新型うつ」は、不安が強くなったり、怒りっぽくキレてしまったり、他人を責めて、小さな事にクヨクヨし、好きな事には興味を示します。

    同じように「うつ」の言葉がついても大違いですね。常に抑うつ状態に陥っている「うつ病」と違い「新型うつ」は、気分・感情が場面によって変化しています。
  • 体調が悪くなる時間帯も違い、「うつ病」は朝から午前、「新型うつ」は夕方から夜と、まるで逆転しているようです。他にも、逆転しているほどの違いと言えば、「うつ病」は食欲・性欲が減りと体重減少が起きやすいのに対して「新型うつ」は性欲が高まったり過食に走って体重増加しやすくなります。


    「うつ病」は、抑うつ状態が続いて低迷しているのに対して、「新型うつ」は気分の変化が激しく、感情のコントロールができないほど変動します。これも大違いですね。どちらも本人にとって苦しい時期ですが、周りからは「うつ病」は気づいてもらいやすく、「新型うつ」は誤解されやすいという、悲しい違いもあります。
  • 「新型うつ」の注意点

  • 「新型うつ」の注意点
  • 「新型うつ」の注意するべきポイントは、サボり癖や怠けているわけではなく、病気だという事を周囲が理解してあげる事がまず一番です。「うつ病」と違い、「新型うつ」の場合は、適度な周りからの働きかけで、重くなってしまった腰を、一緒に少しずつあげていく事が、復帰への助けになります。

    神経が過敏になっているので、些細な事でも「拒絶された」と、感じてしまう事があるので、くだらない話でも愚痴でも、できるだけ当人の話をよく聞いてあげるようにしましょう。それだけでも、大きなストレス解消になります。
  • 夕方から夜にかけては、体調を崩しやすい危険な時間帯なので、なるべく一人にしないように「淋しい」感情を抱かせないようにする事も大事です。友達が食事に誘ったり、家族でテレビを見たりして過ごすだけでも構いません。夜に、抑うつ状態が酷くなったり、強い不安感に襲われると、ひたすら一人でネガティブ思考の渦にはまり、希死念慮(死にたいという願望)を招く恐れもあります。


    本人は、正しい一日の生活リズムをキープして、適度な運動をしたり、本当に小さな目標から始めて、できる事を少しずつ増やして達成感による自信をつけていけるようにしましょう。まわりは、たまに励ましたり、誉めたり、本人が自分のペースで前進していく様子を急かさずに見守って、気長にサポートに徹する事が大事です。べったり張り付いて監視するような姿勢や、腫れ物に触るような態度も、本人をイラつかせてしまうので、適度な距離感を保って、最低限のポイントを抑えて接してあげるようにしましょう。
  • 「新型うつ」は甘えではない

  • 「新型うつ」は甘えではない
  • 驚くことに、検索サイトで『新型うつ』と入力すると、『新型うつ 甘え』という、予測キーワードが1番上位に出てきます。実際に検索結果を見れば「新型うつは甘えじゃない」という趣旨のサイトが目立ち、「新型うつは甘え」説を否定する内容が多かったのですが、残念ながら、この事態こそが、「新型うつ」の最たる特徴とも言えます。

    「新型うつ」は、周囲からなかなか病気と理解してもらえない事で、日常生活を窮屈にさせてしまいまいますが、病気と理解できない事で、周囲の人達も困惑してしまうケースが多い事も事実です。「新型うつ」でも、「逃避型うつ」「現代型うつ」「未熟型うつ」など、ネガティブな病名のものも増えています。
  • そんなイメージの「新型うつ」は、ある意味で、従来の「うつ病」よりも厄介な病気です。
    自分の「新型うつ」の症状が、単なる甘えや、気分屋、わがままというのは誤解だという事を知っているのは、本人だけなので、周囲に理解を得られずに悪化してしまうと、不安障害やパニック障害などの合併症を引き起こして複雑化する事も多く、治療も困難になってしまいます。

    クリニックに通って治療をするとしても、やはり、身近な人の理解を得る事は、一番の安心感につながるので、必要不可欠です。やっかいな「新型うつ」も、裏を返せば、日常生活の中の、小さな工夫の積み重ねで、少しずつでも良い方向へ近づける事ができるのではないでしょうか。
「うつ病」と「新型うつ」の違いとは
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