排尿時の違和感の原因は何が考えられるのか?

排尿時の違和感の原因は何が考えられるのか?

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排尿時に何らかの違和感を感じることは、それほど珍しいことではありません。排尿路は腎臓、尿管、膀胱、そして尿道を経て体外に排尿されるという経路をたどります。違和感の原因はこれらの泌尿器の器官のどこかに疾患の存在を示唆する症状です。

  • 排尿や排尿時の下腹部の違和感の原因とは?

  • 排尿や排尿時の下腹部の違和感の原因とは?
  • 排尿時に痛み、尿の出の悪さ、あるいは下腹部に痛みを感じる等、泌尿器のトラブルは実に多様な症状を伴って現れます。他方、男性と女性では異なる機能形態の生殖器を持つことから、かかりやすい病気の傾向がことなることも知られています。

    排尿時の違和感の原因を考える時には、男女の違いを基本視点にして症状にアプローチすることが有効です。

    男性の場合、中高年以降に尿トラブルが頻発する傾向が強いと言えます。尿が出にくい、逆に尿の回数が頻繁に増え、尿の切れが悪くなる。このような症状には前立腺の異常が関係している可能性が強く疑われます。

    前立腺は男性特有の生殖器官ですが、尿道を取り巻くような形状をしているため、この器官に病気があると排尿トラブルが頻発すると考えられています。
  • 女性でも頻尿や尿を漏らすと言った排尿時のトラブルが頻発します。男性に比べると若い年齢から、このようなトラブルを抱えていることが良くあります。原因としてまず挙げられるのは出産です。

    妊娠すると分娩のために骨盤周辺の靭帯がゆるくなります。これは胎児の分娩に応じて産道を広げるうえでの不可欠の作用ですが、分娩後も靭帯が緩んだままの状態で固定されると、膀胱を支える筋肉も収縮力が弱くなり、排尿をうまくコントロールできないままになります。

    加齢による筋力の衰えが拍車を加えると尿漏れがさらに頻発します。また女性は尿道が短いため、外部の細菌類感染のリスクが高いという生理学的特徴をそなえているため、膀胱に細菌が侵入して病気になりやすい特徴もあります。
  • 排尿時の違和感から、想定される病気とは

  • 排尿時の違和感から、想定される病気とは
  • 排尿には複数の器官が関係しているので、一概に原因を特定することは困難ですが一般的な傾向からある程度、原因となる病気を推認することができます。類型的な症状ごとに予想される病気の幾つかを考察してみましょう。

    排尿時に痛みがある、何度も尿をしたくなるのにすっきりせず残っている感じがある。時には血が混じる。これらの症状がいくつか見られる場合に一番多いのは、膀胱炎です。

    膀胱は尿をためる器官ですが、細菌の栄養源になる物質も含まれているので何らかの原因で細菌が侵入し炎症をきたすと、膀胱炎になります。女性に多いのも特徴です。糖尿病の場合も尿に糖分が含まれるため細菌が増えやすい環境になるので感染リスクが高くなります。
  • 男性のみの病気ですが、中高年以降に頻尿や尿が出にくいなどの症状が見られたら、前立腺肥大症が疑われます。男性ホルモンの影響で肥大した結果、尿道が狭くなり尿の出のキレがなくなります。

    この病気自体は良性なので命にかかわることはありませんが、中には前立腺がんが発症している可能性も常に念頭に置くことが必要です。前立腺肥大をしてきされたら、PSAという前立腺がんのリスクを調べる血液検査も同時に受ける必要があります。

    排尿の前後に腰や下腹部に痛みがある場合には、尿路結石の疑いがあります。腎臓から膀胱に尿を運ぶ尿管に結石がつまり、腎臓に圧力がかかることでしばしば激痛に襲われます。血尿が出る時には腎臓がんや膀胱がんの疑いがあります。
  • 排尿時の違和感は性病が原因のことも

  • 排尿時の違和感は性病が原因のことも
  • 尿路器官は生殖器にも隣接しているため骨盤内臓器とも呼ばれます。狭い場所に複数の器官がひしめき合うように存在しているので、排尿トラブルに性病が隠れていることも少なくありません。

    性病とは性交等の性的接触を通じて感染する細菌類によっておこる性器周辺の炎症をきたす一連の病気のことを指します。古くは梅毒や淋病などが猛威をふるっていましたが、現在で感染者が急増傾向にあり、排尿トラブルに関係する病気としてクラミジア感染が重要です。

    クラミジアに感染した場合、男性と女性では症状に差異が認められます。男性では排尿時に痛みを感じたり、透明な膿が混じることもあります。これに対し女性では症状があまり出ず、オリモノが増える程度の症状で終始することもよくあります。
  • この症状が乏しい点が実は重要で、クラミジア感染を知らないまま不特定多数を相手に性的交渉を持つと感染を広げていくことになります。おまけにクラミジアは感染力が非常に強いことから、人認識不足を背景に最近のクラミジア感染者の急増にもつながっています。

    この病気が恐ろしいのは、治療しないまま放置すると、感染が子宮内膜や卵管にまで至って子宮内膜炎や卵管炎が発症し、不妊や子宮外妊娠の原因になることです。

    パートナーがクラミジアに感染していることが判明したら、自分もクラミジア感染の高リスクにさらされている事実を認識して積極的に医療機関に受診してください。
  • 排尿時に違和感を覚えたらどうすればいいのか?

  • 排尿時に違和感を覚えたらどうすればいいのか?

    出典: unsplash.com

  • 排尿時に違和感を覚えた時の対処法の幾つかを検討しましょう。女性で頻尿や排尿時に痛みを覚える時には膀胱炎が疑われます。しばしば血尿や発熱を伴います。膀胱炎は再発しやすい病気なので、過去に膀胱炎を患った経験があるなら、膀胱炎の再発や慢性化の可能性が高いと言えます。

    膀胱炎が疑われるときは、痛みがあるからと尿意を我慢するのは禁物です。細菌は膀胱内の尿を栄養に繁殖するため尿を我慢することは、炎症をさらに悪化させるリスクを高めます。

    炎症が膀胱から尿管を伝って、腎盂や腎臓にまで波及すると腎炎や腎盂炎を併発し、ひいては尿毒症などの生命の危険を伴います。膀胱炎は良くかかる病気と軽視するのは禁物です。
  • 膀胱炎が心配されるときは水分をたくさん取ることです。排尿量を増加させ膀胱内の細菌を洗い出しましょう。膀胱炎は疲労が蓄積した結果、発症や再発をきたすことが良くあります。無理せず休息を取ることが不可欠です。

    一般的な注意事項としては、尿は我慢せずにこまめにトイレに行くことが尿路の健康維持には必須です。同時にデリケートゾーンは清潔をたもつことが尿トラブル防止にも有効です。これは生殖器と尿路が近接しているためです。

    排尿機能は余分な水分を調節したり、人体にとっての有毒物質を排出するなど生命維持に不可欠な器官です。自分で出来るトラブル対処法を紹介しましたが、排尿時の違和感の背後にはセルフケアでは対処できない病気も数多く存在しています。心配な症状があれば泌尿器科を受診するようにしましょう。
  • 排尿トラブルは軽視しないこと

  • 排尿トラブルは軽視しないこと
  • 頻尿や排尿時の痛み、下腹部の違和感などは割合よく日常的に遭遇する症状です。解剖学的に明らかな違いがあることから、男性と女性とでは現れてくる症状の特徴にも違いがみられます。

    男性で中高年以上の年齢の方では前立腺肥大が良く見られます。これは尿道と前立腺が隣り合っているため、前立腺がはれると尿道が狭くなり尿の出が悪くなります。

    女性が頻尿や排尿時痛や血尿を伴う場合には、年齢を問わず膀胱炎を念頭におくべき病気です。これは女性の尿道が男性に比べて短いことが関係し、外気の細菌が侵入しやすり生理学的特性を持つためと考えられています。
  • 膀胱炎は再発化しやすく、慢性に移行することも少なくありません。一度でも膀胱炎にかかったことがあるのであれば、再発しないよう水分を多めにとり、膀胱内で細菌繁殖しないように生活習慣を見直すことが大事です。

    排尿時前後に下腹部や腰に痛みを覚える場合には尿路結石の可能性があります。特徴的な激痛があるので、あまりの痛みに病院に駆け込んだら結石と即時に診断されることも。

    女性では症状があらわれにくいのですが、クラミジア感染は成功経験のある男女誰にとっても直面する問題です。クラミジアの怖い点は感染力の強さと、女性の不妊症の原因になる点です。パートナーがクラミジア感染を診断されたら医療機関に受診して治療を完遂してください。

    排尿時の違和感は身近な病気でありながら、後日深刻な事態を招くことも少なくありません。セルフケアで養生することも大事ですが、気になる症状に悩まされているのであれば医療機関受診をためらわないのが賢明な姿勢です。
排尿時の違和感の原因は何が考えられるのか?
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