漢方とは?自分にピッタリな漢方薬の選び方と基礎知識

漢方とは?自分にピッタリな漢方薬の選び方と基礎知識

Thumb?1414295452 muah♪さん

259

漢方とは?自分に合う漢方薬を選ぶにはどうすればいいの?とお悩みではありませんか?テレビで見て体質改善に良さそう!病院で診てもらっても不調の理由がわからない…など、さまざまな理由で漢方を試したいと思う方が増えているのではないでしょうか。今回は、簡単に漢方とはどんなものなのか、そして自分に合う漢方薬の選び方、漢方薬局などについてご紹介します。

  • 漢方とは?

  • 漢方とは?
  • 漢方とは、中国の伝統的な医学「中医学」が日本に渡り、日本の風土や生活に合わせて変化した日本の医学と言われています。

    「漢方」という言い方も日本独自のもので、日本に西洋医学(蘭学)が入ってきた際に区別するためにそう呼ばれ始めたそうです。

    広義では、鍼治療、お灸、指圧マッサージなどを含む言葉ですが、一般の人は「漢方薬」という意味で使う人が多いのではないでしょうか。

    漢方では、いま出ている症状だけでなく、その人の体質や生活習慣、心の状態なども含めた「証(しょう)」を導き出します。

    「証」は、四診(ししん)などを使って総合的に判断します。

    四診には、さまざまな内容を質問する「問診(もんしん)」、顔色や表情、姿勢など目で見る「望診(ぼうしん)」、話し方や声の大きさ、喉の様子などをみる「聞診(ぶんしん)」があります。

    ほかにも、陰陽(いんよう)、虚実(きょじつ)、表裏(ひょうり)、寒熱(かんねつ)、気血水(きけつすい)といった漢方独自のものさしを用います。

    そのため、「証」は専門知識がなければ適切に決めることができません。

    導き出した「証」によってどの漢方薬を使うか決めていきます。

    ですから、同じ症状であっても、勧められる漢方薬が異なる(同病異治)ことや、異なる症状でも同じ薬が出される(異病同治)こともあります。

    漢方は、症状やその原因だけをみるのではなく、その人の心身をすべて確認していくものなのです。
  • 漢方薬とは?

  • 漢方薬とは?
  • 漢方薬とは、2種類以上の生薬を組み合わせて作られる医薬品のことを指します。(例外的に1種類だけで作られる漢方薬もあります)

    生薬を特定の分量で組み合わせることで、さまざまな薬効を得ることができます。

    漢方薬の材料である生薬とは、有効成分を持つ自然由来のもの、植物、動物、菌類、鉱物などを精製して作られています。

    生薬は成分などにより医薬品と食品の2種類に分けられており、ショウガやシソ、ミカンの皮(陳皮)など身近なものの中にも生薬の材料があります。

    なお、中医学で用いられる薬は日本の漢方薬と内容が異なるところがあり、「中成薬」と言われます。

    しかし、一般の人にわかりやすいように、「中医学の漢方」などと書かれている場合があります。

    漢方薬の効果を最も実感できる方法は、煎じ薬だと言われています。

    煎じ薬は数十分間熱湯で生薬を煮出し、薬汁にして飲みます。

    初めは飲みにくい味、煮出すのに時間がかかると感じる方もいますが、自然とティータイムのように楽しめるようになることも多いようです。

    その他にも顆粒(エキス剤)、散剤、錠剤、丸剤などがあり、用途や希望によって使い分けられます。
  • 漢方薬は効くのか?

  • 漢方薬は効くのか?
  • 漢方薬は様々な生薬の成分が含まれているため、成分分析をしても薬効を完全に証明することはできないかもしれません。

    しかし、効かないものが数千年にわたり使い続けられることがあるでしょうか。

    長年使い続けられてきた実績が漢方の実力を示しています。

    それに、製剤可能な漢方薬は法律によって厳格に定められており、医師を除いて勝手な配合でオリジナル漢方薬をつくり販売することはできません。

    ただ、漢方には副作用という概念はありませんが、「証」を正しく判断できなかった場合に、症状の悪化など望まない反応が出てしまう「誤治(ごち)」があります。

    「誤治」は、どちらかというと誤診や医療ミスに近い概念で、正しく「証」を判断すれば、漢方薬は適切に効果を発揮するとされます。

    そのため、漢方薬を使うときはプロの力を借りることをおすすめします。
  • 漢方薬の得意分野

  • 漢方薬の得意分野
  • 漢方薬は、慢性的な病気、複数の症状があらわれている場合、明確な原因がないのに不調となる不定愁訴(ふていしゅうそ)の場合などにより力を発揮します。

    具体的には、

    ・虚弱体質の改善、疲れやすい体質の改善


    ・アレルギー症状


    ・ストレスによる不調


    ・女性特有の病気


    ・循環器系


    ・便秘・下痢


    ・ひん尿・尿漏れ


    ・不定愁訴(めまい、頭痛、だるさなど)



    など、慢性的な症状に強みがあります。

    漢方薬は、「病気」を治すのではなく、「病人」を治す、「点」でみるのでなく「全体」でみるなどと表現されます。

    漢方薬は、複数の生薬を組み合わせて作られています。そのため、体にさまざまな働きかけをすることができます。

    漢方は基本的に、体調を整え、体質改善をしていくことで症状を治めていくものです。

    また、この状態が続くと病気になってしまう状態、「未病」を治すことも重要視しています。

    なんだか不調が続いている、病院でもらった薬が効かない、といった悩みを持つ方や、病気を予防し元気に過ごしたいという方は、漢方薬を試してみることをおすすめします。
  • 漢方薬を手に入れられる場所

  • 漢方薬も法律で定められた医薬品ですから、販売するのに資格や設備などが必要なものや、ドラッグストア、インターネット通販などでも手に入るものがあります。

    どんなお店でどんな漢方薬が買えるのか、そしてどんなサービスを受けられるのか知っておきましょう。
  • 店内で漢方薬を作ってくれる漢方薬局

  • 店内で漢方薬を作ってくれる漢方薬局
  • しっかりカウンセリングを受けて、漢方薬を作ってほしい方、始めて漢方を試す方には漢方薬局がおすすめです。相談薬局とも言われます。

    漢方薬局は、漢方に詳しい薬剤師がカウンセリングをして、「証」に合った漢方薬を調剤室で作ってくれます。

    さまざまな生薬が取り揃えられており、漢方以外の薬学知識もある薬剤師が生薬を組み合わせて、店内で漢方薬を作ってくれるのが魅力です。

    漢方薬局を利用するときは、症状だけでなく、少し気になっていることや、何気ないことなどでも、どんどん伝えるようにしましょう。

    そうすることで、適切な漢方薬を選んでもらいやすくなります。

    薬剤師は国家資格であり、西洋薬の知識も持っています。
    研修を受け、試問に合格すると取得できる漢方薬・生薬認定薬剤師という認定資格を取得している方もいます。

    持病のある方や、服薬している薬がある方などは、薬剤師のいる漢方薬局で相談をするほうがより安心できるかもしれません。

    漢方薬局では、厚生労働省により規定された「薬局製剤指針」に則って漢方薬をつくります。

    「薬局製剤指針」には、医師の処方箋がなくても薬局で作ってよい429品目お薬のレシピが書かれており、その通りの方法・分量で作らなければいけません。

    処方箋がなくても作ってよい薬は薬局製剤といい、429品目中236品目が漢方薬です。(2017年3月現在)

    つまり、「証」に合わせて236品目もの漢方薬の中から適切なものを選び、調剤してくれるのです。

    経験を頼りに、誰も飲んだことのないオリジナルの薬をいきなり出されるようなことはないので、安心してください。

    ただ、だからといって、選択肢の幅が狭くなっているわけではありません。

    漢方薬の配合を変えることはできませんが、症状や悩みに合わせて生薬などを別途添えるなどして症状の改善をはかってくれます。

    薬の飲み合わせだけでなく、健康相談や生活上のアドバイスなどもしてくれるところが多いです。

    さらに複数人の薬剤師や登録販売者が在籍しているところは、それぞれの得意分野があったり、人生経験上の悩みの共有などもしやすいメリットがあります。

    漢方薬局は、中が薄暗くて少し入りにくい外観、という印象を持っている方もいるかもしれません。

    しかし、明るく気軽に入りやすい外観だったり、ホームページを開設して役立つ漢方情報や健康情報を発信しているところもあります。

    いきなりお店に足を踏み入れるのは不安、という方はインターネットなどで、ぜひ調べてみてください。

    なお、漢方と言っても考えは一概ではなく、日本の漢方、中医学の漢方(中成薬)、折衷派があり、さらにそれぞれに流派があります。

    もし、流派にこだわりがあるなら、そちらも事前に確認しておきましょう。
  • カフェやハーブも!さまざまな個性の漢方「薬店」

  • カフェやハーブも!さまざまな個性の漢方「薬店」
  • 薬店とは、基本的に一部の医薬品のみ販売できるお店です。

    薬店は漢方の知識を持つ店主が運営しています。

    登録販売者という資格があれば開業できます。店名は様々ですが、薬剤師がいない店舗は「薬局」という名前は法律により使えません。

    扱えるのはパッケージ詰めされた漢方薬、そして生薬です。

    薬店では、生薬を調剤して漢方薬をつくることはできません。

    症状や希望を伝えれば、「証」を判断して、マッチする完成品の漢方薬や単品の生薬を勧めてくれます。

    また、漢方や薬膳に関わる民間資格を持っている店主も多くいます。

    ですので、「漢方薬で健康を維持したい、あと薬膳料理のレシピも知りたい」「体の不調を治したい、アロマで心を和らげたい」といった希望も叶えられるお店もあります。

    漢方や薬膳の民間資格としては、中医師(国際中医師)、漢方養生指導士、国際薬膳師など、さまざまな組織が数十にも及ぶ資格を出しています。

    また、薬膳料理やお茶を楽しめるカフェを併設したり、アロマやハーブなどリラックスや美容にも良い商品も扱うなど、コンセプトもお店によって異なります。

    大抵はお店のホームページに得意分野やポリシーが書いてあるので、調べてみると良いでしょう。

    ※医薬品について



    医薬品には大きく分けて2種類あり、医師が処方箋を出し薬剤師が調剤する医療用医薬品と、誰でも買うことができる一般用医薬品があります。

    そして、一般医薬品は、薬の作用や副作用の重篤さなどによって、第1類、第2類、第3類に分類されます。

    第1類は作用が強いため、薬剤師しか相談や指導をすることができません。

    大人になってから漢方の道を志した人が、6年制の薬学部に通い試験に合格しないと得られない薬剤師よりは較的取得しやすい登録販売者となり、薬店を開くこともあります。

    漢方薬は、第2類、第3類に分類されるものが多いため、登録販売者でも漢方薬店を開店しやすいのです。
  • 使っている西洋薬を漢方薬に変えたいなら漢方クリニックへ

  • 使っている西洋薬を漢方薬に変えたいなら漢方クリニックへ
  • いま使っている西洋薬を漢方薬に変えたい場合は、漢方に詳しい医師のいるクリニックを受診しましょう。

    漢方クリニック、漢方内科、漢方外来などで検索すると漢方治療をおこなっている施設を探すことができるでしょう。

    そこで診察を受け、医師が漢方薬を使った方が良いと診断をくだせば、漢方薬を処方してくれます。

    漢方薬の中には、健康保険が使えるものがあります。健康保険内の漢方薬にするのか、自由診療でも良いのかなども決めておきましょう。

    なお、漢方薬を使う医師は増えたものの、しっかりと漢方の知識を持ち、「証」に則って漢方薬を処方してくれるところはまだ少ないと言われています。

    どの施設を選ぶか、十分に調べましょう。
  • 欲しいものが決まっているならドラッグストア

  • 欲しいものが決まっているならドラッグストア
  • ドラッグストアでも漢方薬を扱っている店舗があります。ドラッグストアでは、すでにパッケージ詰めされた漢方薬のみ販売することができます。

    なお、漢方薬は生薬の配合比率や分量によって、それぞれの名前がついていますが、製薬会社がオリジナルの名前をつけた医薬品(漢方薬)もあります。

    ですので、特定の漢方薬の商品が欲しい、という場合は大型の店舗などで探してみると良いでしょう。

    ただ、ドラッグストアで自分に合う漢方薬を選んでもらうことは難しいです。

    医薬品についての相談は、薬剤師もしくは登録販売者しかできません。
    一般的なドラッグストアで勤めている薬剤師や登録販売者で漢方に詳しい、という人はほとんどいません。

    なかには個人的に勉強している人や、民間の漢方に関する資格を持っている方もいますが、可能性は低いでしょう。
  • インターネット・電話で漢方薬を買うには

  • インターネット・電話で漢方薬を買うには
  • 本来、漢方は対面でその人をみて、さまざまなことを判断して「証」を決め、漢方薬を決めるものです。

    しかし、さまざまな理由でインターネット通販や電話で漢方薬を買いたいという方もいるでしょう。

    実は、インターネットや電話で症状を伝えることで漢方薬を選んで、発送してくれる漢方薬局や薬店は意外と多いです。

    漢方薬は慢性的な症状の改善を得意とするため、一度お店で漢方薬を選んでもらったあとは、数ヶ月に渡って宅配便で漢方薬を送ってきた歴史があるのも理由のひとつかもしれません。

    アンケートや電話での質問に答えることで、「証」に合わせた漢方薬を選んでくれますが、やはり直接会うよりも得られる情報は少なく、「誤治(ごち)」となってしまうかもしれません。

    そうならないために、少しでも多くの情報を伝えるようにしましょう。
  • まとめ

  • 近頃では、漢方が見直され興味を持つ方が増えてきています。

    漢方薬は症状を治していくだけでなく、健康維持やダイエットに繋げることにできるものもあります。

    ただ、「証」を見極め自分に合う漢方薬を選ぶのは、漢方の知識があるプロでないと難しいです。

    ですから、始めは自分で選ぶのではなくプロに相談をすることをおすすめします。

    もし漢方と長く付き合うことになりそうだと思ったら、かかりつけの薬剤師やお店を決めてしまいましょう。

    的確な漢方薬を選んでくれるのはもちろん、人として相性が良い、お店の居心地が良い、そんなお気に入りの場所をみつけられるといいですね!
漢方とは?自分にピッタリな漢方薬の選び方と基礎知識
この記事は参考になりましたか?

キュレーター紹介
muah♪さん

muah♪さん

muah編集部です。最新の話題から女性ならではの悩みについてなど幅広い記事を提供しています。


掲載記事およびPR広告に関するお問い合わせ


-AD-

関連キーワード

Japan Girls Style

女子大生の「今」を中心とした、ファッション+ビューティ+ライフスタイルなどを発信

PR詳しくはこちら

あなたにおすすめあなたにおすすめ

ランキング今注目の記事